12月25日PM8:00頃にバリ島を出発し、12月29日PM3:00頃に私は無事にグヌンパダン遺跡に到着できた。
もっとかかると思っていたが、随分と好調な横断に満足だ。
グヌンパダン遺跡で初日の出を拝むか、ボロブドゥール寺院で初日の出を拝むかで悩んだが、ボロブドゥール寺院で初日の出を拝む事になりそうだ。
12月29日 PM3:00頃 グヌンパダン遺跡入場
『これは何だ?』
入場して一発目に見えたのがコレだ。
![](https://www.ta6ilog.com/wp-content/uploads/2021/03/65C5ABB3-C8B4-4262-BA44-87789A3FAF0C.jpeg)
ガイド『わからないよ』
『じゃあ、これは何だ?』
ガイド『わからないよ』
『んじゃあ、これは?』
ガイド『わからないよ。まだ発掘調査が進んでいないんだ。だからわからないことが多いんだ』
『ピラミッド内部には入れるのか?』
ガイド『入れないよ。まだ調査中で立ち入り禁止なんだ』
『何がわかっているんだ?』
ガイド『こっちに来い』
そう言ってガイドに連れられた。
ガイド『これは巨大な動物の足跡だ。恐らくマンモスの足跡だろう』
![](https://www.ta6ilog.com/wp-content/uploads/2021/03/20A044E1-7534-415D-88F6-C5E63617854F.jpeg)
色んな疑問が浮かんだ。
待て待て待て、マンモスの足跡が野ざらし?こんなもんは厳重保存レベルなんじゃないの?
しかもピンポイントで、この石ひとつだけに足跡が?人間の足形っぽくね?
ガイド『詳細はわかっていないんだ。こっちに来てくれ。これは日本人の侍が斬った石だ』
『いやー、わっかんねー』
ガイド『こっちに来てみろ。ここで宗教的な祈りを捧げていたスペースだ』
![](https://www.ta6ilog.com/wp-content/uploads/2021/03/8E24D714-758A-4C7F-8398-E6902D22B18D_4_5005_c.jpeg)
『マンモスが居るのにか!?』
ガイド『マンモスが居たって祈るんだよ』
![](https://www.ta6ilog.com/wp-content/uploads/2021/03/02408586-3069-42C9-B627-9F0158BB8BE5.jpeg)
こいつは本当に案内できるほどのガイドなのだろうか。
そして、ガイドは静かに去っていった。
『ハットルヌフーン!』
ガイドは振り返って日本語で『ありがとう』と言った。
他の説明は、だいたいWikipediaに載っているような情報だった。
![](https://www.ta6ilog.com/wp-content/uploads/2021/03/30CBB020-4AE4-46C1-870D-4EE37F2CDB8D.jpeg)
男『どうだ?良いところか?満足したか?』
『いやぁ〜、、、まぁ、もういいよ』
辺りは薄暗くなって来た。
『帰るか』
男『そうだな。腹も減ったし』
『ちゃんと美味い店、紹介しろよ』
男『OK』
そう言って私たちは売店へ戻った。
『あれ、バイクのおっさんは?』
男が売店のおっさんに訪ねた。
男『歩いて帰れって』
『は?』
男『あっちに階段があるらしいんだ。ソコから下山しろって言ってる』
『わかったよ。行こう』
下山は5分で終わった。
『オイオイオイ、めっちゃ近いやんけ!』
男『俺も知らないよ〜。俺なんて泥まみれだぜ?』とケラケラ笑っていた。
そうして車に乗り込みホテル近くのワルン(食堂)へと向かった。
12月29日 PM6:00頃 車内
男『飯だけでいいのか?』
『は?飯だけでいいよ』
男『女遊びしないか?』と男はニヤけた。
『バーカ、女はおもちゃじゃねーんだよ』
男『結婚してるのか?』
『してない』
男『じゃあ遊ばないともったいないぜ!』
『バーカ、女で遊ぶ奴の方がもったいないことしてるんだよ』
男『真面目だな〜』
『違うよ。お前は神を信じるか?』
男『まぁイスラム教だからね』
『神を見たことがあるか?』
男『何言ってんだよ?無いに決まってるだろ?』
『そうだろ。神は存在しないし見たことがない。だけど女神を見たことがあるんだ』
男『は?』
『神は存在しないけど、女神は居るんだよ』
男『どんな女神だ?』
『お前は出会ったことがないのか?』
男『ないよ』
『女をおもちゃにするからさ』
男はしばらく黙って、『つまり、君はそういう、なんて言うか、考えることが好きだからグヌンパダンに来たのか?なんていうか、哲学的というか、思想的というか、、、』
『まぁそんなとこだ』
男『最近会った女神はどんなのだった?』
『教えないよ』
男『おいー、俺にも紹介しろよな』と軽く私の肩を叩いて笑った。
![](https://www.ta6ilog.com/wp-content/uploads/2021/03/705F1CEB-2581-4B1D-B012-D6187BB53B00.jpeg)
男『重たく考えすぎじゃないのか?もっと人生は軽く捉えた方がいいぜ♪』
『バーカ、お前が非力だから重く感じんだよ』
男はクックックックーと笑って『お前、友達少ないだろ?』と私に聞いてきた
『友達がいねぇから1人で来てんだろ』と答え笑った。
男『じゃあ友達になってやるよ』
『いらねぇよ』とお互い笑った。
12月29日 18:00頃 飯
![](https://www.ta6ilog.com/wp-content/uploads/2021/03/7F36BF9C-8F13-4D3C-975B-07234AB87353.jpeg)
![](https://www.ta6ilog.com/wp-content/uploads/2021/03/E8E26BFB-7552-425A-8F6F-743FBC582B4D_1_201_a.jpeg)
![](https://www.ta6ilog.com/wp-content/uploads/2021/03/3E712CA4-6485-4A35-9D71-45BDCD50421B_1_201_a.jpeg)
うーん、バリ島と比べると少し甘い印象を受けた。
バリ島からスカブミまでと考えると、どんどん味付けが甘くなってきている印象を受けた。
男『満足か?』
『ああ、満足だ』
男『夜はどうするんだ?』
『何も決めてないよ』
男『女遊びするか?』ケッケッケッケと2人で笑った。
コメント